ケースケ5戦目、3‐0の判定勝ち!ケースケ1R終盤初のダウン有り、サプライズ有りの波乱の試合内容は本文へ…

ケースケプロ5戦目、今回は通常より一つ上の階級、63kg契約での試合でした。3月にトーナメント1回戦があり20秒で勝利、次戦が8月と間が空くため、今回は主催者側にお願いして5月にも試合を組んでもらいました。そこで60kgではなく63kgで、さらに対戦相手が北海道の畑中選手。畑中選手は練習環境が変わり格段にレベルアップしているという情報があり、ジムの中で僕だけかなり畑中選手を警戒をしておりました。その不安が1Rに的中しました。

1R、いつも通り軽快なフットワークで上下左右に移動しながらミドルを出しながらペースを取るも中盤から終盤にかけケースケの左ストレートに畑中選手の左フックがドンピシャ!ダウンを取られます。

井上尚弥かターミネーターを思い出した人多数だったかと思うこのシーン、ケースケのダウンを誰が想像できたことでしょうか?僕の不安が的中した瞬間でした。「え?何で倒れてるの俺?」と試合後ケースケ談。「でもその後すげー冷静になれました」と1R追撃を許さずケースケのペースを保つ。ゴングが鳴り寛ちゃんが急いでケースケのもとへかけって行く。「焦んないで!冷静に‼」と声掛けするも「冷静っす」と返され、椅子は持って行ったものの水を忘れる寛ちゃん…「落ち着くのは俺だった」板橋寛談話。1Rは8ー10の判定だったと思います。※1ダウンだと‐2(8ー10)点、2ダウンだと‐3点(7‐10)、3ダウンでTKO負けという計算

2R、出だしから左ミドル、インロー、フェイント、ノーモーションの左ストレートでペースを掴むケースケ。畑中選手の強打が飛んでくる直前、ケースケ得意の前蹴りで止める。要所要所で左ストレート、右フックとポイントを取ったラウンドとなりました。「多少打ち合ってパンチ貰いましたけど『70kgのパンチってこんなもんか』って思いました」とケースケ。「いや、タイミング、ポイントを外せてたんだろう」と僕が言うと「そーか!それだ!やるな、俺‼」と。(これも試合後談)。2Rは10‐9でケースケ

3R開始、2Rでケースケの左ストレートで畑中選手の左目がふさがり、鼻から血が…「多分目も鼻も折れています。3R左目見えなかったもん」と畑中選手試合後談。最終ラウンドも左ストレートをしっかり当てペースを掴むケースケ。ケースケのノーモーションストレートはずっと練習してきたもの。その前の試合の組み立て方もしっかりと練習通りに出来ました。中盤に出たボディストレートもセコンドの指示でドンピシャ。ボディストレートと左ミドル、そして左ストレートでみるみる血だらけになってきた畑中選手。残り10秒、メインにふさわしい激しい打ち合いを繰り広げ、そしてゴング。

判定ジャッジ三者28‐28のドロー。マスト判定(ジャッジ三名がどっちが優勢、優位、ダメージを取ったかを判定)3‐0で見事勝利しました。

試合後グローブを返却しにガリパンのところにいたところ、畑中選手が挨拶に来てくれました。「何で倒れないの。ヤバいよパンチ。マジ痛いし」と畑中選手。ケースケが「僕が言うのもなんですけど、お大事にしてください」と言うと「気合っしょ!」と返す畑中選手。その他にも色々と選手同士話をしていました。最近お互いをディスり合うのが流行ってきていますが、ケースケと畑中選手はともに気持ちの良いやり取りが見れて「スポーツだな。青春だだな~」と一人思っていました。

試合後、ひと段落し勝利者インタビュー…

記者:初回のダウンは効きましたか?

ksk: いや、「何で倒れてんの?」と思いました。俺、井上尚弥だな~!

記者&三好

「もっとデカい所で言ってくれ」

記者:次は決勝、意気込みは

ksk: 殴って、避けて、KO勝ち。救急車準備宜しく!OK?

と、西新宿のエーちゃんで締めくくりました。

今回も沢山の人が応援に来てくれました。子供たちの声が凄かった!誰だ?「かっ飛ばせ~‼」って言ってたのは?ろくでなしブルースを思い出しました。「子供って練習中うっとうしいと思うこともあるけど、ああやって一生懸命応援してくれると頑張れますね」と言っていました。そしてXではhttps://twitter.com/keisuke_gkgk/status/1789573635608625211とポストしています。やっぱり格闘技はチームスポーツなんだな、としみじみ感じているようでした。

帰りケースケと二人で会場から歩いて帰りながら試合を振り返りました。三好からは「よく立て直した」「出入り、フェイントが上手くなった」「位置取りの上達が見れた」「やっぱりKOしたいね。ミスターKOって呼ばれるようになろう」と話しました。すると「今日先生に褒められるなーって思っていました」そして「僕は青学です」と…「え?」って思ったら「Mr.慶応じゃなく青学なんですよ‼」と出身大学だったのか…そんな感じでテンション高く道場に帰りました。

沢山の声援、サポートありがとうございました。そして大会運営の皆様、会場入りがいつも遅くて申し訳ございません。そういうやつなんです。そしていい大会を用意してくださりありがとうございました。次戦8月までしっかり身体づくりして更にいい試合をお見せできるよう頑張ります。期待してください。










カテゴリー: