新入生、新社会人がまぶしく感じる季節。おめでとうございます。17年目、過去を懐かしんでみました。

道場の周りも学校があったり企業があったりで新入生、新社会人の初々しい顔が見れます。もう30年前、上京したての僕は希望に満ち溢れる前に、大塚の新居の前でガーゼと大量の血があり恐怖を覚えた時期です。右も左も分からない華の都大東京の洗礼を受けました。そして今は少ないでしょうが「新聞の勧誘」当時は新聞のバックと知らず、読売新聞の景品につられて読売を契約しました。するとどこからかぎつけたか、朝日新聞の勧誘がありました。しかもヤクザらしきおじさん。「読売はとってなんでうちのは取らないの?おかしいでしょう?」とすごまれる。そして漫画で見た「ドアに足を差し込む」アレです。「東京怖い‼」って思いながらめちゃくちゃ楽しくなってきたのを思い出します。バイトで沢山の人に会ってなかなかできない思いをしたり、バイト帰りにヤクザに追いかけられて「バーカ」と言って逃げたり、全裸で奥さんと乳児を追いかけ殴ろうとしてた人を退治し警察のお世話になったり(もちろん正当防衛)、細川たかしさんやら著名人に可愛がられたり…特殊な経験をした18から22歳でしたね。当時から格闘家になる、トレーナーで食っていくってのが目標だったので、当時の自分の感性などは間違っていなかったと今しみじみ思うのです。

道場を初めて17年目…なかなかの歳月となりましたが、これからも続けていきたいと思うのでこれもまた通過点。これからも引き続きよろしくお願いいたします。

17年、色々な事がありました。大家日本刀襲撃事件、プロ排出、同性愛者不法侵入事件、東日本大震災、移転…良いことも悪いこともありましたが、感謝するのは「良い会員さんに恵まれた」ってことです。たまには不義理、犯罪に手を染めた者もいましたがごく少数。この場を借りてお礼申し上げます。移転前にあと少しでタイトルマッチってとこまで行く選手も出来ましたが、そこで心が折れてしまった子がいました。それから10数年、やっとリトルのパンクラスタイトルマッチ、ケースケのSTRIKENEXUSの王座決定戦まで来ることが出来ました。近くにMMAやキックの大手がある中、小さいジムで作ることが出来たのは誇りであります。そしてベルトを巻いてる姿を見るのが現実味を帯びてきたと同時に、「本当に欲しい」という欲も出てきました。それに引っ張られて選手志望も増えてきて活気も出てきました。ジムらしいジムになってきたかと思います。だからといって「HIDE’Sらしさ」=「明るく楽しい」は変わらず続いています。これからも「来て良かった」というジムを目指して続けていきたいと思います。

これからまた沢山の生徒が入会します(希望)。ワクワクドキドキするその気持ちを忘れないで欲しいですね。










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